国際的な人材を育成する教育機関として、特に外国のボーディングスクールが日本でも注目されつつあります。早いと日本では小学校低学年のうちから親元を離れて寮に入ることになりますが、子供を国際的な人間に育てたいというなら最適の教育機関と言えます。しかし、このボーディングスクールは通学の学校と違い、授業料だけでなく寮や諸経費が掛かるため、必要経費がどうしても多く掛かるようになります。では、1年にどれぐらいの経費が掛かるのでしょうか。
ボーディングスクールと一口に言っても場所や知名度等様々な違いがあり、必要経費もそれぞれ違ってきます。ある調査によると、学費の高額ランキングはスイスの学校が上位を独占しています。1位のル・ロゼは1年間の学費だけで約1440万円掛かります。2位以降も1000万円以上が続きます。
とは言え、年間1000万以上も掛かる所はそう多くありません。ル・ロゼと並んで、王侯貴族や有名人の子息が多く在籍することでも有名なレザンアメリカンスクールが約570万円です。また、イギリス王室の王子が通うイートン校は、名門にしては比較的安く約380万円です。また、ニュージーランドやアジア圏なら物価が安いので、学費も比較的安い傾向にあります。
海外のボーディングスクールへ留学する場合、日本で私立校へ通学する場合の最低2倍以上は掛かると見なしていいでしょう。ここに本人や保護者の渡航費、学校内での諸経費も掛かります。でも、充実した教員や設備による授業や課外活動、卒業後の進路や学校生活で築かれた国際的な人脈は、高額な経費を払っても余りあるメリットをもたらしてくれます。